ATMでの外貨両替レートが一番お得!旅の達人が薦めるセディナカードを試してみた

外貨両替と言えば、何気なく空港で済ませてしまうことが多いですが、聞いたところでは、セディナカードを使えば両替レート(手数料)が最大で10%ぐらいお得になるのだとか。

しかもセディナカードなら、米ドルやユーロなどの主要通貨はもちろん、オーストラリア・ドル、カナダ・ドル、タイ・バーツ、韓国ウォン、インドネシア・ルピア、シンガポール・ドル、中国元、台湾ドルなどなど、どんなマイナー通貨にも対応できるんですって。

そういう私も、実は「外貨両替のためだけにクレジットカードを作るなんて」と思っていて、話を聞いてからしばらく試していなかったんです。

とは言え、ほぼ月一ペースで海外に出かけていると、毎回の両替コストもバカになりません。

と言うことで、重い腰を上げて実際にセディナカードを作って試してみることにしました。

どこで両替するかによって手数料が違うって本当?

「そもそも、両替って場所によって手数料が違うものなの?この前、空港の両替屋さんで聞いたときは「うちは手数料無料です」って言ってたよ。」

なんて声が聞こえてきますが、そこが外貨両替のややこしいところなんです。

「両替手数料」と「上乗せレート」

実は、「両替手数料無料」とか「No Commission」とか「免手续费」とか「수수료무료」とか「ค่าเล่าเรียน」とか書いてあっても、両替店は「上乗せレート」という形でちゃんと利益を上げているんです。

まあ確かにボランティアではないですから、どこかで利益は出さないといけないので、そういうことになりますね。

また、実は為替のレートは各銀行、両替店、カード会社が自由に決められることになっていて、お店によってかなり違うんですよ。

実際にある日の各社のレートの違いを見てみましょうか。金額が大きいほど不利なレートです。

米ドル両替レート
(2017年6月9日終値基準、1米ドルあたり)
トラベレックス(両替店) 112.67円
ドル・ユーロ(宅配両替) 112.34円
三菱UFJ銀行 111.08円
セディナカード 110.83円
マネーパートナーズ(FX) 110.27円

よく見てみると、会社(銀行)によってかなりレートが違いますね。

一番オトクなFXと、一番レートが悪い両替店では1ドルあたり2.4円、例えば500ドル(約5万5000円)を両替すると1200円も差が出てしまうんです。

米ドル以外のマイナー通貨では、この差は5万円に対し5000円ぐらいに広がることもありますよ。

これが「手数料無料」でも両替業者が利益を出すカラクリなんです。

まあでも、1000円ぐらいの差なら私でもあえて新しい方法を試そうとはしません。

でも、外貨両替を検討する時は、手数料以外にも利便性や安全面も考えた方がいいですよ。

では、ここからは、両替方法を選ぶ時に利便性や安全面も考えた方がいい理由を説明しますね。

まずは利便性から。

両替は利便性や安全面も大切なポイント

例えば上でも少し触れましたが、1000円のオトクのために手間がたくさんかかるのはイヤですよね。

行列に並んで一緒に旅行に行くみんなを待たせたり、遠くの両替屋さんに行って現地の予定を一つ減らしてしまっては意味がないですもんね。

FXの空港受け取りはオトクだがかなり面倒

例えば、ネットで良く見かける「外貨両替はFXがオトク」という情報なんですが、FXの空港受け取りって結構面倒なんですよ。

空港で両替 FXでの外貨両替
1ヶ月前 FX口座を開設
約1週間前 FX口座に入金
FX口座で米ドル購入
空港受取の申し込み
当日 日本円の準備
空港の両替店で両替(受け取り)

確かに、ちょっと初心者には厳しいものがありますね。

しかもFX空港受け取りが不便なのは、他にも色々と制約があるからなんです。

  • 受け取れる空港は成田空港・羽田空港・中部空港(セントレア)・関西空港の日本の主要空港に限られている
  • 手数料が500円かかるので、少ない額だと銀行で両替するのとあまり変わらない
  • 対応通貨が米ドル、ユーロ、ポンド、スイスフラン、韓国ウォン、中国元のみ

もちろん、「FXが一番オトク」というのは間違った情報ではないのですが、年に数回「しか」海外に行かないような私たちではなく、海外にたくさんの現金を持っていく人向けの情報なんです。

セディナカードなら便利でオトク

じゃあやっぱり、空港で両替するのが一番便利なのかと言うと、そうではありません。

私も最近知ったばかりの「セディナカード」は、カードを申し込む手間はかかりますが、その後の両替は超簡単!

セディナカードで両替 空港で両替
当日 日本円の準備
両替店で両替
現地のATMで両替
3日後 ネットで繰り上げ返済

空港の両替店のあの行列に並ぶ必要もないので、時間も有効に使えますね。

でも、実はセディナカードを使って現地で両替するのは、防犯対策としても有効なんですよ。

ここからは、セディナカードを使った外貨両替が防犯対策として有効な理由を紹介しますね。

セディナカードで外貨両替すると防犯対策に?

実はセディナカードを使った外貨両替は、便利でオトクなだけではなくて、安全面でもとても有利なんです。

クレジットカードを海外で使うと危険、ってイメージがありますが、これ実は日本人だけの思い込みなんです。

実は、米国やヨーロッパでは現金の持ち歩きはとても危険だと言うのは一般常識としてよく知られています。

例えば、欧米で「比較的安全」と言われている国や地域でも、スリなどの犯罪者はどこにでもいるんです。

そして、彼らが主に狙うのは、日本人や中国人などのアジア人です。それは、スリ集団の間で「アジア人はいつも現金を持ち歩いている」というのがよく知られているからなんです。

彼らからすれば、現金には名前が書いてないので盗ってしまえばこちらのもの。

でも、カードは盗んだところで暗証番号が分からなければ使い物になりません。

「スキミング」というカード犯罪がありますが、これは気づいたらすぐに連絡すればカード会社で対処してくれるので、そんなに心配する必要はありません。

欧米がカード社会と言われているのは、便利なだけではなくて、安全面でのメリットもあるからなんですね。

それで、海外にいる時は、お店での支払いもできるだけカード払いにして、現金の持ち歩きを最小限に抑えるのが安全のコツです。

その点、セディナカードなら旅行先の至る所にあるATMでこまめに引き出しができるので安心です。

まずは到着時に空港で両替する金額は少なくしておいて、現金が足りなくなったらその都度必要な額をこまめに両替するようにすれば、防犯対策にもなります。

海外の(空港など)ATMでの両替方法はとても簡単

「でも海外の空港のATMなんか、私にも使えるかなぁ」

そう心配される方もいると思いますが、海外の空港などに設置されているATMは、基本的な操作は日本のATMとほとんど変わらないので、心配しなくても大丈夫です。

ここでは、ヨーロッパの各空港や観光地などに設置されている「Euronet」のATMを使って両替する方法を紹介しますね。

どこの国のATMでも、英語を選択すればほとんど同じような操作になりますよ。

①カードをATMに挿入します

まず、セディナカードをATMのカード挿入口に入れます。

②暗証番号を入力して、ENTER(CONFIRM)キーを押します。

暗証番号4桁を入力したら、必ずENTER(またはCONFIRM)キーを押すようにしましょう。

ENTER(CONFIRM)のキーはたいていは数字のキーの右下にありますよ。

③「WITHDRAWAL」を選択

次に、「WITHDRAWAL(現金引き出し)」を選択します。

タッチパネルをタッチしてもいいですし、海外ではその横にあるボタンを押すのもOKです。

④金額を選択

海外のATMでは、たいてい決まった額のドルやユーロなどを選べるようになっています。

もちろん日本のATMのように自分で金額を入力することもできますが、表示されている中から選んだ方が便利ですね。

⑤現金、レシート、カードを受け取る

ATMから出てきた現金、レシート、カードを受け取ったら両替は完了です。

セディナカードを使った海外の空港で両替、思ったよりもとても簡単ですよね!

さて、セディナカードを最強カードにする「繰り上げ返済」の説明がまだでしたね。

でもこれもとても簡単にできるので、もう少しだけお付き合いください。

「繰り上げ返済」で両替手数料を節約

海外キャッシングの仕組みは、①現地のATMで外貨を引き出す ②クレジットカード会社から日本円で請求が来る ③カードの銀行引き落とし日に(両替した額+利息)が引き落とされる というようになっています。

この場合、利息(両替手数料に相当)はだいたい2%ぐらいになりますから、米ドルやユーロだと空港の両替店で両替するのとほとんど差がなくなりますね。

でも、「繰り上げ返済」という方法を使うと、この利息を節約することができるんです。

しかもセディナカードならこの「繰り上げ返済」が超簡単にできるとのことなので、実際にやってみました。

海外でATMを利用してから数日後に、スマホから「OMC Plus」にログインし、「ご入金受付」から「入金受付サービス」をタップすると、繰り上げ返済の画面が表示されました。

表示された繰り上げ返済の画面によると、海外のATMで引き出した額が自動的に7,711円に換算されました。

そして、それに上乗せされる利息(海外両替手数料に相当)はわずか11円でした。

ペイジー払いで繰り上げ返済手数料が無料に

手数料を確認したら、繰り上げ返済をするのですが、セディナカードは、「①ペイジー支払いを選んで ②自分の銀行のネットバンキングにログイン ③ネットバンキングで支払い」と、これもまた超簡単、しかも手数料無料だったんです。

うーん、なんでもっと早くセディナカード試さなかったんだろう、ちょっとだけ後悔しました(^^;

VISAよりも有利なMasterCardレート

そしてセディナカードの外貨両替がオトクになるもう一つの理由は、MasterCardブランドが選べること。

外貨への両替レートは一般的に、(通貨によって微妙に差はあるものの)MasterCardの方が有利だと言われています。

少し前に、2016年夏のVISAとMasterCardの為替レートの差を1ヶ月間追ってみました。

グラフの青線がVISAレート、オレンジの線がMasterCardレートで、グラフの線が下にある方が有利なレートになります。

日によってレートの差にばらつきがありますが、VISAとMasterのレートには平均して約1.3%の差がありました。

セディナカードはMasterCardブランドが選べるので、海外旅行では大きい節約ポイントになりますね。

最後に、セディナカードについて少し説明しておきたいと思います。

セディナカードについて

さて、そんな「外貨両替最強」のセディナカードは、本来は普通のクレジットカードです。

セディナカードの年会費は無条件でずっと無料なので、別にコストはかかりません。

海外キャッシング+ショッピングにも使うのがオススメの使い方

セディナカードのMastercardレートはクレジットカードの中でもおトクなレートなことは既に述べました。

つまり、セディナカードで現金を引き出すだけでなく、クレジットカードが使えるお店ではセディナカードを使えば、おトクなレートで計算されて、しかもポイントが貯まるので、2重におトクなんです。

「セディナカード」と「セディナカードJiyu!da!」

セディナカードのカード券面の右上にある「OMC」マークが示すように、セディナカードは(ダイエー系列の)「OMCカード」グループのクレジットカードです。

セディナカードにはいくつかの種類がありますが、その中でが年会費が無料になるのは、「セディナカード」と「セディナカードJiyu!da!」です。

リボ払い専用の「セディナカードJiyu!da!」には(通常の)セディナカードにはない特典がついています。

  • 全国のセブン-イレブン、ダイエー、イオン各店舗で毎日ポイント3倍
  • 国内旅行傷害保険(利用付帯・最高1000万円)

もし海外キャッシングをメインに考えるなら、どちらのカードでも大きな違いはありません。

「セディナカードJiyu!da!」は、上手に使えばかなりお得になります。

リボ払い専用カードと言っても、リボの設定額をきちんと設定しておけば、通常のクレジットカードと全く同じように使えるので安心ですよ。

セディナゴールドカード

セディナカードには「セディナゴールドカード」という年会費6,000円のリーズナブルなゴールドカードもあります。

セディナゴールドカードには、

  • 海外旅行保険自動付帯(治療補償100万円)
  • 国内空港ラウンジサービス

などのメリットがあります。

「セディナカードクラシック」や「セディナカードファースト」

セディナカードにはその他に「セディナカードクラシック」や「セディナカードファースト」がありますが、これらは年会費がかかるので注意してください。

また、セディナカードクラシックにはセディナゴールドカードと同じ海外旅行保険が自動付帯しますが、補償内容があまり良くないので年会費をあえて払う価値はないと思います。

まとめ:セディナカードは確かに海外両替最強カードでした

ということで、「セディナカードは海外両替の手数料が一番お得」というウワサは本当でした。

旅行や短期出張がメインだと、それほど大きなお金を扱うこともないので、外貨両替は海外ATMでのキャッシングで用が足りることがほとんどです。

これからはセディナカードが、私の海外両替メインカードになりそうです。

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