今年の1月からスタートした、住信SBIネット銀行のVisaデビット機能つきキャッシュカード(ミライノ デビット)。
Visaデビットカードは海外のATMで手軽に現地通貨を引き出すのにも使えるので、海外に頻繁に渡航したり、または海外に長期滞在する時などに1枚持っておくと便利です。
節約家の間では以前から結構その名を知られていた住信SBIネット銀行が発行したVisaデビットカードの使い勝手を中国で試してみました。
Visaデビットは海外でも使えるキャッシュカード
最近、多くの銀行から発行されているVisaデビットカードは、銀行のキャッシュカードなのにクレジットカードのように買い物にも使えるのでとても便利です。
また、Visaデビットカードは海外に頻繁に行く人、海外に長期滞在する人にとってはそれ以上のメリットがあります。
Visaデビットカードを持っていると、日本の銀行口座にあるお金を特別な手続きなしで海外のATMで直接引き出したり、海外のVisa加盟店でショッピングに利用できます。
現金両替より安いVisaデビットカードの海外両替
海外で両替する時には、両替手数料が気になるものです。
Visaデビットカードは海外のATMで現金を引き出せて、海外両替の手間を大幅に削減することができますが、さらにはほとんどの場合で現金の両替よりもかなり手数料が安くなりますよ。
住信SBIネット銀行ミライノ デビットを作ってみた
住信SBIネット銀行ミライノ デビットは節約家に評判の良い銀行ですが、海外節約派にとってVisaデビットはいったいどのぐらい便利でお得なのか、実際に作って試してみることにしました。
SBI証券ハイブリッド預金ならATMや振込もお得に
ミライノ デビットにはSBI証券と連携させた「SBI証券ハイブリッド預金」という口座があり、ATMや振込手数料が優遇されるとのことなので、もし使い勝手が良ければいずれメインを住信SBIネット銀行にすることも考えています。
スタイリッシュな外観のカード
さて、SBI銀行の口座開設を申し込んだところ、「銀行側の判断により郵送申し込みに切り替えさせていただきました」との通知がきて、ちょっと時間がかかりました。
待つこと1ヶ月、やっとミライノ デビットがやってきました。
住信SBIネット銀行Visaデビットカードは、Visaデビットカードでは一般的なエンボスレスカード(カード番号が浮き出ていないタイプのカード)で、黒を基調としたなかなかスタイリッシュな外観です。
右上に「Visa payWave」のロゴが見えます。今のところは使えるお店がかなり限られているようですが、いつかどこかで見かけたら使ってみたいと思います^^
郵便局のATMで入金してみる
口座残高がからっぽなので、カードが届いたらまずは入金します。
住信SBIネット銀行ではイオン銀行、ゆうちょ銀行、セブン銀行、EnetATM、ローソンATMなどが使えるとのことです。
さっそく近所の郵便局に行って1万円を入金してきました。
中国のATMで住信SBIネット銀行Visaデビットを使ってみた
さて、先日の中国旅行の際に、中国銀行のATMで住信SBIネット銀行Visaデビットカードを使って中国元の現金を500元(約8400円)を下ろしてみました。
利用お知らせメールが届くので安心!
海外ATM利用でも同じく、利用してすぐにデビットカード利用のお知らせというメールが届きました。
海外でカードを使って一番こわいのは不正利用ですが、こうして利用時にメールが届くのはかなり安心です。
住信SBIネット銀行、なかなかいいかもしれません^^
デビットカードは即座に口座引き落とし
Visaデビットカードがクレジットカードと大きく違う点の1つは「即時引き落とし」です。
住信SBIネット銀行のVisaデビットカードでも、まずは即時に口座から500元相当額が引き落とされました。
即時引き落としなら、日本でキャッシュカードでATMから引き出すのと変わらない感覚で海外でも利用できますね。
レートは現金より大幅に有利
さて、上の画面の金額で計算すると、8571円/500元=17.142円となります。
住信SBIネット銀行のVisaデビットカードを海外ATMで利用した場合(米ドル以外)の手数料は2.5%となっています。
Visaのレート計算機で計算した額とも合致しました。
同日の日本の空港での現金両替レートが最安でも18.34円だったことを考えると1円以上もお得に両替できることになります。
海外利用時の注意点:後日、調整額が引き落とされます
さて、レートがかなり安くて喜んだのもつかのも間、数日後に「差額調整のお知らせ」というメールが届きました。
ネットバンキングで明細を確認すると、調整額は52円でした。そんなに大きな額ではなかったのでちょっと安心(^^;
Visaデビットカードでは、とりあえずATMやショッピング利用時に即座に口座から両替相当額が引き落とされるものの、Visaから正式に(?)請求が来た時に差額を調整されることがあるのを聞いていましたが、初めてこの差額調整に当たってしまいました。
調整額を含めてレートを改めて計算してみましたが、(8571+52)/500=17.246と、調整額を加算しても相変わらず優秀なレートでした。
まとめ:住信SBIネット銀行Visaデビットカードは海外旅行の強い味方
住信SBIネット銀行に口座を開いて、郵便局で入金し、中国のATMで500元引き出し、オンラインバンキングで残高を確認するまでを一通りやってみましたが、かなり便利だなと感じました。
住信SBIネット銀行は日本で使えるATMが多いこと、振込手数料が(ランクに応じて)一定回数無料になるなどがメリットでしょうか。
日本でも海外でもATMを便利に使いたい、ヤフオクなどを使うので振り込みも無料でできると助かる!という人には便利な1枚だと感じました。