海外旅行では現地通貨は必須なので、どうやって両替するか下調べしておきたいですよね。
マイナーな国だと日本で両替するのが難しいですし、現地で両替するとレートがかなり悪いことも多いので前もってどこで両替するか計画しておくと安心ですよ。
私の行ったパラグアイでは、クレジットカードを使用できるお店があまりなかったので現金が必ず必要でした。
そこで今回はパラグアイで現地通貨のグアラニーにATMを利用して両替する方法をご紹介します。
パラグアイのATMはどこにある?
パラグアイのアスンシオンにあるセルビオ・ペティロッシ空港の1階に今回ご紹介するATMと同じものが設置されています。
他にもパラグアイではほとんどのスーパーにATMコーナーが設置されています。
多くはお店外側入口付近などに設置されていることが多く見つけやすいです。
大きめのショッピングモールではお店の中にATMが設置されています。
どこも24時間営業しているので、いつでも使えますよ。
パラグアイのATMで使えるカードの種類は?
パラグアイのATMではMasterCard、VISAを利用することが出来ます。
日本で発行されたカードはこのようなタイプのものが利用できます。
パラグアイのATMを使ってグアラニーに両替してみた
実際に日本のクレジットカードを使ってパラグアイ現地のATMからグアラニーに両替してみました。
パラグアイのATMを使ってグアラニーに両替する方法
パラグアイのATMは最初の操作が少し特殊です。
カードを一度ATMに入れたらすぐに引き抜き、もう一度カードを入れてから操作が始まるんです。
ではATMの使い方を詳しく説明していきますね。
- カードを挿入する
- カードを抜き取る
- もう一度カードを入れる
- 暗証番号(PIN)の入力
- 表示言語の選択
- 取引方法の選択
- 取引内容を選択する
- 金額の選択
- レシートが必要か選択する
- 手数料の確認
- カードを受け取る
- お金を受け取る
- レシートを受け取る
まずはカードを挿入します。
カードを挿入すると「Atencion Retire su tarjeta(カードを取り外してください)」と表示されます。
一度奥までしっかりとカードを挿入するとメッセージが表示されるので、それからカードを抜き取りましょう。
カードを抜き取ると「Por favor, inserte su tarjeta otra vez.(もう一度カードを入れてください)」と表示されるので、もう一度しっかり奥までカードを挿入しましょう。
2回目にカードを挿入し直した時、カードを奥まで挿入するとカチッと音がしてその場所でカードがロックされるようになっています。
ここで1回目のようにカードを取り出そうと無理に引っ張るとカードが傷ついて使えなくなってしまうことがあるので気を付けてください。
手元のキーパッドから暗証番号(PIN)を入力します。
暗証番号(PIN)を入力したら、画面のCONTINUEの横にあるボタンを押して次に進みます。
次は表示する言語の選択です。
上から順に、英語、スペイン語、ポルトガル語を選択することができます。
今回は英語表記を選択しました。
CHECKING ACCOUNT(当座預金口座)
SAVINGS ACCOUNT(貯金口座)
CREDIT CARD(クレジットカード)
と表示されます。
今回はクレジットカードのキャッシングで引き出すので、CREDIT CARD(クレジットカード)を選択します。
次にWITHDRAWAL(引き出し)とBALANCE(残高)を選ぶ画面になるので、WITHDRAWAL(引き出し)
を選択します。
引き出したい額を
Gs300.000(約6,000円)
Gs500.000(約10,000円)
Gs700.000(約14000円)
Gs900.000(約18,000円)
Gs1.100.000(約22,000円)
Gs1.300.000(約26,000円)
Gs1.500.000(約30,000円)
のいずれかから選択します。
パラグアイ グアラニーはGsと表記します。
パラグアイでは1000の桁区切りがコンマ(,)ではなくピリオド(.)で表記されるので、「Gs1.500.000」は150万グアラニーを示します。
その他にも、自分で引き出したい額を入力することもできます。
その場合は画面上のANOTHER VALUEボタンを押してから手元のキーパッドで金額を入力します。
一度にまとまった金額を引き出すことができるので、旅行の時はATMで引き出してしまうのが便利だと思います。
今回は150万グアラニー (日本円で約30,000円)を引き出したいので、画面上の「Gs1.500.000」に対応するボタンを押します。
次に「DO YOU WANT A RECEIPT?(レシートが必要ですか?)」と出てくるので、PRINT(印刷)を選択しましょう。
トラブルがあった時にレシートを持っていると役に立つので、レシートは必ず印刷して保管しておくといいですよ。
次に、「FOR THE OPERATION A FEE OF Gs25.000 WILL BE CHARGED.(この操作のための手数料がGs25.000請求されます)」と表示されます。
パラグアイではどの銀行のATMを利用しても必ずGs25.000(約500円)が手数料として請求されます。
この手数料はクレジットカード会社の規定の手数料とは別です。
これでよければCONTINUE(次へ)を押して次へ進みましょう。
次にアラーム音と共に「TAKE YOUR CARD TO CONTINUE(カードを取ってください)」と表示されるので、忘れずにカードを取りましょう。
次にグアラニー紙幣が出てくるので受け取ります。
レシートも忘れずに受け取りましょう。
これでATMでの取引が完了です。
グアラニーの紙幣について
パラグアイで通貨として使われているグアラニーとはパラグアイの先住民のグアラニー族からきています。
上の写真の上段から
100ミル(100,000)グアラニー
50ミル(50,000)グアラニー
20ミル(20,000)グアラニー
次の段に行って
10ミル(10,000)グアラニー
5ミル(5,000)グアラニー
2ミル(2,000)グアラニー
と6種類の紙幣があります。
それぞれの紙幣の両肩にある数字に20を掛けると、おおよその日本円に換算することができます。
例)100ミルグアラニーは約2,000円、5ミルグアラニーは約100円
という感じです。意外と換算しやすいので買い物の時の計算が楽ですね。
パラグアイのほとんどの場所ではグアラニーを使用しています。
最近は小さな街でもクレジットカードを使えるようになってきていますが、取り扱っていないお店もまだまだあるのでグアラニー紙幣は必需品です。
ブラジル国境近くではレアルを使用できる場所や、首都アスンシオンやペドロファン・カバジェロなど大きな都市では米ドルを使用できる場所もあります。
紙幣はどれもよく使うの?
基本的にはすべての紙幣をどのお店でも使うことが出来ます。
でも100ミルグアラニーはお店側がお釣りを持っていなかったり、なるべくお釣りを少なく渡したいということが多く、もっと小さい額で払えないのか?と聞かれることがよくあります。
できれば早めに空港や大きめのスーパーで何か買い物をして50ミルグアラニー以下の紙幣に崩しておくといいと思います。
2ミルグアラニー紙幣は持っていると便利
アスンシオン市内を走るバスに乗る時によく使うのが2ミルグアラニーです。
大体のバスが2ミルグアラニーで乗ることができます。
バスでは大きい紙幣で支払いすると嫌がられる(受け付けてもらえない)ことがあるので、5ミルグアラニー、2ミルグアラニーを用意しておきましょう。
この2ミルグアラニーはチップを渡すときにも大活躍します。
硬貨の種類
硬貨は
1ミル(1,000)グアラニー
500グアラニー
100グアラニー
50グアラニー
の4種類です。
このうち、100グアラニーと50グアラニーはお釣りでもらうことがたまにありますが、使うことはほとんどできません。
パラグアイの買い物では、500グアラニー以下のお釣りは切り捨てか飴玉をもらうことでチャラになります。
レジの横にお釣り用の飴玉が用意されていますよ。
パラグアイの銀行で両替する際の注意点
パラグアイの銀行でアメリカドルをグアラニーに両替することができますが、2点ほど注意点があります。
-
汚れていたり、シワシワの米ドルは扱ってもらえないことがあります。
-
紙幣番号の頭文字がCとDの米ドルに偽札が多いという理由で取り扱ってもらえないようです。
米ドルをパラグアイで両替する場合は新札の紙幣番号の頭文字がCとD以外のものを用意するといいですね。
まとめ
パラグアイではどこのATMを使用しても手数料が変わりません。
少し手数料が高いのがネックですが、日本円の両替はレートがかなり悪かったり、米ドルも偽札対策のためきれいでないものや紙幣の番号によっては受け付けてもらえないということもあります。
空港に到着してからATMを使用して現地通貨のグアラニーに両替すると、余計な手間がはぶけて確実に両替ができるのでオススメですよ!