こんにちは!バングラデシュの首都ダッカ在住のトモイです。
今日はダッチ-バングラ(Dutch-Bangla)銀行のATMで日本のカードを使ってバングラデシュ・タカに両替する手順をご紹介します。
ダッチ-バングラ銀行のATMで使える日本のカードの種類
バングラデシュでは多くの銀行がATMサービスを提供しています。
その中でもダッチ-バングラ(Dutch-Bangla)銀行は国内最大のATMネットワークを持っていて、多くの種類のクレジットカードに対応しています。
VISA、MasterCard、Cirrus、PLUSを使用できます。
日本で発行されたカードはこのようなタイプのものが利用できます。
バングラデシュの現地銀行に対応しているカードでも使えないことがある!?
ダッチ-バングラ銀行はCirrusに対応しているので、本来JCBのカードも使えるはずです。
ですが、トモイは2018年の最初の頃までは使うことができていたのですが、2019年1月現在はうまくお金をおろせないでいます。(そのカード、他の銀行のATMでは使えます。)
またトモイが持っているVISAカードでは問題なくお金をおろすことができるのですが、友人の持っている楽天銀行VISAカードでは”Invalid Card”(無効なカード)と表示されお金をおろすことができません。(そのカードもやはり他の銀行のATMで使えました。)
でも、別の友人が持っている楽天カードではお金をおろせるんです。
個人的な経験則ですが、バングラではATMとクレジットカードとの相性というのは、ダッチ-バングラ銀行に限らずある気がします。
他の銀行のATMでも、それまで使えていたカードが突然使えなくなったり(カードには問題がないのに)、VISAマークでも使えるカードと使えないカードがあったりします。
カードトラブルの対策方法
バングラでATMを使ってお金をおろすには、あらかじめブランドや発行銀行の異なる複数枚(二枚でもちょっと不安…。)のカードを用意しておくことをオススメします。
個人的には三井住友のVISAカードと三菱UFJニコスのMasterCardはダッチ-バングラ銀行に限らず他の銀行ATMでも安定して使うことができていて重宝しています。
またATMを使う時に選択する取引種類・口座選択の組み合わせが関係しているのかもしれません。
一度「取引ができない」と表示されても、取引口座を選択する際にちょっとした機転で操作が可能になることがあります。
詳しくは「ダッチ-バングラ銀行のATMでお金をおろしてみた」の項目で説明しています。
ダッチ-バングラ銀行のATMはどこにある?
Public Domain, Link
ダッチ-バングラ銀行のATM設置数は比較的多く、街中のショッピングモールや、大きな通りなどで見つけることができます。
Google Mapで“Dhaka Dutch Bangla ATM”と入力し検索すると、たくさんの位置情報が表示されますが、実際の数はそれよりも多いです。
看板にDutch Bangla Bankと英語表記されていることは珍しく、ベンガル語で”ডাচ্-বাংলা ব্যাংক”と書かれているのが一般的です。
ベンガル語が読めない場合は色(赤・青・緑)とロゴ(‘く’の字が三本)で見分けましょう!
ダッチ-バングラ銀行のブース
ダッチ-バングラ銀行のブースには幾つか種類があります。
”ATM”と表記されているブースはインターナショナルブランドのキャッシュカードに対応しているので利用できます。
”Fast Track”と表示されたブースは、ダッチ-バングラ銀行が発行したローカルのキャッシュカードのためのサービスになり、インターナショナルブランドのキャッシュカードに対応していません。
ダッチ-バングラ銀行のATMでお金をおろしてみた
ダッチ-バングラ銀行のATMで日本発行のカードを使って、バングラデシュ・タカに両替してきました。
- ATMにカードを入れる
- カードの暗証番号を入力する
- 引き出し操作を選ぶ
- 取引口座を選ぶ
- 引き出し金額を選ぶ
- カードを受け取る
- お金を受け取る
ベンガル語と英語の両方が表示されます。
「Please insert your card(カードを挿入してください)」という画面が表示されているのを確認してATMにカードを挿入します。
ATMについているテンキーで暗証番号を入力した後、画面右脇にある「CONTINUE」ボタンを押します。
「Please select the transaction type(取引種類を選択してください)」と表示されます。
「WITHDRAWAL(引き出し)」を選択します。
ただし、カードによっては「Invalid Card(無効なカード)」と表示されるかもしれません。
その場合「FAST CASH」を選択するとうまくいく場合があります。
「Select the account type」の画面では、取引口座を選択します。
「CURRENT(当座口座)」「SAVING(普通口座)」「CREDIT CARD(クレジットカード)」と三つのオプションがあります。
「CREDIT CARD(クレジットカード)」を選択したら取引できませんでした。
「CURRENT(当座口座)」を選択したところ取引が可能になりました。
国際クレジットカードを利用しているのに、当座口座でお金をおろせるというダッチ-バングラ銀行ATM最大の謎。。
「Please enter the amount in multiples of TK.500(引出す金額を500タカ単位で入力してください)」と表示されたら、引き出したい金額を入力します。
金額は500の倍数になるように指定します。
指定できる金額の上限は20,000タカです。
金額を入力して正しければ画面右脇の「CORRECT」ボタンを押してください。
訂正する場合は「INCORRECT」ボタンを押すと金額の入力に戻ることができます。
カードが出てきたら受け取ります。
お金が出てくるので受け取りすぐにしまいます。
これで無事完了です!
バングラデシュのATMを利用時に知っておくと便利なこと
バングラデシュのATMは日本のATMといくつか違う点があります。
前もって知っておくと戸惑わずに済むので紹介しますね。
バングラデシュのATMは無人じゃない
バングラのATMでは入り口に椅子を置いて警備のおじさんが座っています。(暑い時はATMブースの中に入って涼んでいたりします。)
最初は慣れないのと気になるかもしれませんが、心配しなくても大丈夫です。
たいていはいい人たちです。(時々「チップをくれ」と言う人もいますが。)
ATMの操作に手間取っていると、心配して中に入ってくるかもしれません。
操作に困っていなければ「ティカセ(ベンガル語で「問題ない」)」と言えば伝わります。
バングラデシュのATMは出てくる紙幣を選べる
複数台のATMが置いてあるブースだとATMに「500Tk(タカ)」とか「1,000Tk(タカ)」と言う表示が付いていることがあります。
これは、ATMから出てくる紙幣の種類を示しています。
ちょっとした日用品程度の買い物だと、お釣りがないために1,000タカを出しても受け取ってもらえないことがあります。
ATMでお金をおろす際はできるだけ500タカ紙幣で受け取ると便利でしょう。(500タカでもお金を崩すのにひと苦労ですが。)
バングラデシュでのお買い物事情
バングラデシュは、交通費やローカルフードの値段はとても安いです。
市内を走っているバスの初乗り一区間が5または10タカ。
ローカルの食堂でナン1枚の値段は10〜20タカ程度です。
まとめ
日本とは言語も環境も大きく違い、旅行者も少ないバングラデシュ。
ATMでお金をおろすのも一つのミッションとなるかもしれません。
事前にできる準備はしっかりしてバングラデシュでの滞在を楽しまれてください。