こんにちは!東アフリカ・ウガンダ共和国在住のアモティです。
ウガンダ共和国は東アフリカの真ん中、世界で二番目に大きな湖ヴィクトリア湖に面した日本と同じくらいの面積の国です。
国立公園が豊富でサファリ観光のために訪れる人が多いのではないでしょうか。
発展途上国の例に漏れずウガンダでも首都の大きなショッピングモールや外国人向けのホテル以外ではほとんどクレジットカードは使えません。
そこで今回は、ウガンダでATMを利用して現地通貨ウガンダシリングを両替する方法をご紹介ます。
ウガンダのATMはどこにある?
首都カンパラであれば、大きなショッピングモールに行けば必ずATMを見つけることができます。
おすすめはアカシアモール、ルゴゴモール。
カンパラで比較的最近できたモールなのできれいですし、ついでにカフェに寄ってリラックスもできますよ。
上記の2つのモールに設置されているスタンビック銀行のATMがウガンダのエンテベ国際空港にも設置されていますので、すぐに現地通貨を両替しておきたい方はこちらを利用されるとよいと思います。
ウガンダの地方都市で両替をする場合は、街の中心に行けば銀行がありますのでそこに併設されたATMを利用しましょう。
ウガンダのATMで使えるカードの種類は?
ウガンダのATMではMasterCard、VISAブランドが利用可能です。
ATMコーナーやATM本体もしくはモニターにVISAやMasterCardのロゴがついていれば基本的に利用可能です。
ただし、ここはアフリカ!絶対ということはありません。
実際にVISAのマークがあるのにお金が引き落とせないなんてこともありえます。
私アモティの実体験を踏まえてご説明しますね。
ウガンダのATMで両替する際の注意点
すでに触れたとおり、基本的にはVISAやMasterCardのロゴが付いていれば対応するカードを使って引き落とせるはずなのですが…。
私が以前使っていたVISAプラス対応の新生銀行のキャッシュカードではVISAのマークがあるのにATMによって下ろせたり下ろせなかったりということが発生していたのです。
正直原因はまったくもって不明、あるとすればアフリカだから…ということでしょうか。
(笑)
もしあなたにも同じようなことが発生してしまったら…。
ここはアフリカです、あせらず騒がず別のATMを探しましょう。
私が新生銀行のキャッシュカードで引き落とせた銀行のATMは…
Bank of Africa(アフリカ銀行)
Barclay(バークレイ銀行)
Standard Charter(スタンダードチャーター銀行)
逆にVISAのロゴがあっても下ろせなかったのは…
Stanbic Bank(スタンビック銀行)
Equaty Bank(イクォーティ銀行)
UBA Bank(UBA銀行)
でした。
すべての銀行のATMを試したわけではありませんが、特に国際キャッシュカードやデビットカードを利用される方は参考にしてみるとよいと思います。
さて、現在アモティはクレジットカードでキャッシングしているんですが、クレジットキャッシングはまだ一度も失敗していません。
レートも良いですし、個人的にはこちらの方法をおすすめします。
ウガンダのATMを使ってシリングに両替してみた
さあ、ここからは実践編です。
今回はカンパラのルゴゴモールにあるスタンビック銀行(Stanbic Bank)のATMを使ってみましょう。
空港のATMでも他のモールのATMでもスタンビック銀行のものであれば基本操作は同じです。
これがATMコーナーです。
画面に近づいてみると...
ちゃんとVISA、MasterCardのロゴが確認できますね。
今回は日本のMasterCard系クレジットカードで現地通貨ウガンダシリングを両替してみます。
必要な英単語を覚えておけば操作はそんなにむずかしくありません。
1.カードを挿入する
右手にある緑の丸いのがカードのスロットです。
日本のATMと違い、ゆっくりじんわりとカードを飲み込んでいきます…。
最初はちょっと焦るかもしれませんがアフリカのATMではこれが普通、カードが読み込まれるのを待ちましょう。
2.言語設定を英語に
カードを読み込むと次のようなメッセージが。
“Welcome – Please select your choice of language”
『ようこそ – あなたの希望の言語を選んでください』
そして、3つのオプションが表示されます。
中文:中国語
Luganda:ウガンダで最も広く使われている現地語です。
English:英語
英語を選びましょう。
3.暗証番号(PIN)の入力
“Please enter your PIN”
『暗証番号を入力してください』
と表示されますので、手元のキーパッド(キーボードではありません)を使って暗証番号を入力し、最後にグリーンの”OK”ボタンを押します。
4.取引内容の選択
続いて、
“Please select the required option ”
『希望のオプションを選択してください』
と表示されますので、
Cash Withdrawal:現金引き出し
を選びましょう。
Balance Enquiry:残高照会
では引き出しできないので気をつけてくださいね。
5.手数料を確認
“You will charged an additional UGX 6500 by Stanbic Bank for this transaction, this access fee is in addition to any fee which may be charged by your card issuing financial institution.”
『この取引に6,500ウガンダシリングの手数料がスタンビック銀行から加算されます。
この手数料はあなたのカード発行金融機関が請求する手数料とは別に発生するものです。』
ウガンダのATMではこの手数料が金融機関によって変わります。
6,500ウガンダシリングというのは日本円で190円ほど。
(2019年現在)他の銀号も5,000シリング前後が多いので、スタンビックの支店やATMの数の多さや南アフリカ資本という安心感を考えると妥当な金額だと言えます。
きちんと金額を確認したあと”Continue”をタッチします。
6.レシートの有無を選択
“Do you require a receipt with this transaction?”
『この取引のレシートを発行しますか?』
銀行に限らず、そしてアフリカに限らず、海外旅行中のレシートというのはとても大切です。
何があるかわかりませんからね。
ここは迷わず”Yes”をタッチしましょう。
7.通貨引き出し方法の選択
“Please select an account from which payment will…”
さすがアフリカ、文章が尻切れトンボになってしまっています。
要するに『通貨引き出しをするのに使うアカウントを選択してください』というような意味だと思います。
4つの選択肢から選ぶことになります。
Savings
Current
Credit
Universal
アモティが使っているのはクレジットカードなのですが、私はここで”Saving”を選びます。
“Credit”でも大丈夫かもしれませんが今まで”Saving”を選んでも特に問題がなかったのでこちらにしてみましょう。
8.引き出す金額を入力する
“Please enter the withdrawal amount”
『引き出し額を入力してください。』
Maximum withdraw amount: UGX1000000
in multiples of UGX 10000
『最大引き出し可能額: 100万シリングまで
1万シリング単位での入力が可能』
今回は100,000シリング(日本円で約3,000円)を引き出してみます。
金額を入力して“Yes”をタッチしましょう。
9.最終確認
“- Cash-Withdrawal Confirmation -”
『現金引き出し 確認画面』
Amount to debit source account: 106500
クレジットカードから引き落とされる金額:106500
引き落とし金額に間違いがないことを確認して“Yes”をタッチしてください。
10.お金を受け取る
“Please remove your card and wait for your cash”
『カードを引き抜いて現金が出るのをお待ちください。』
と表示されるのでカードを引き抜き、現金とレシートを忘れずに受け取りましょう。
これでATMでの取引は完了です、お疲れさまでした!
ウガンダ・シリングの紙幣について
ウガンダシリング紙幣には大きい額から順に6種類あります。
右上から下に向かって…
50,000シリング
20,000シリング
10,000シリング
5,000シリング
2,000シリング
1,000シリング
もちろん為替レートにより変動しますがだいたい1,000シリングが約30円ほどと覚えておくとよいかもしれません。
3,000シリングで約100円です。
貨幣は、
左から…
1,000シリング
500シリング
200シリング
100シリング
の4種類があります。
あれ?っと思った方、そうなんです、ウガンダには1,000シリングの硬貨と紙幣が両方あるんです。
ちょっとややこしいですが、どちらもきちんと使えますのでご安心ください。
ウガンダは現金至上主義!
こんな副題にしておいてなんですが、記事の初めにも書いた通り、首都にある一部の富裕層や外国人向けのショッピングモールやレストラン、ホテルならクレジットカードが使用可能です。
しかし現地の人たちが行くような場所はほとんどが現金しか受け付けてくれません。
米ドルを受け付けてくれるのはサファリなどをコーディネートしてくれるツアー会社などごく一部です。
本当のアフリカを楽しみたいなら現地通貨の引き落としは必須ですね!
ウガンダでお釣りがもらえない場合
日本で少額の買い物をしたときに1万円札で支払ったとしても困ることってほとんどありませんよね?でもウガンダでは違います!例えば市場に行って野菜を買う、ローカルレストランで食事をする、などで少額の支払いをするときに50,000シリング札で支払おうとすると『もっと小さい紙幣で払ってよ』と、受け付けてくれないことがよくあるのです。
それは彼らが自転車操業でビジネスしているために十分なお釣りを準備できていないから。
ウガンダに限らず発展途上国ではこういうことがよくあると思います。
ということで、対策として大きめのスーパーマーケットなどで買い物をして50,000シリング札で支払い、お釣りで出た細かいお札を上手にやりくりすると便利です。
混んでいると少し時間がかかりますが、銀行で両替することもできます。
その場合少し英語でのやり取りが必要です。
窓口で50,000シリング札や20,000シリング札を渡して”Could you give me change for it?”(これを両替してもらえますか?)と言えばくずしてくれますよ。
『1,000シリング?2,000?』などと聞いてきたら”Both”(どっちも)と言えばどちらもバランスよく両替してくれるはずです。
ウガンダのATMでシリングを引き出す方法まとめ
アフリカへの旅行ってワクワクしますよね!でもそれと同じくらい不安になることも…。
特にお金のことでつまづくとせっかくの予定が台無しになってしまいます。
しっかり予習して現地通貨を使いこなせばそんな心配は必要ありません!ぜひこの記事で紹介した方法でお金を引き出してみてくださいね。
きっと想像を超える素敵な体験を楽しめるはずですよ~。