こんにちは!タンザニア在住の安部です。
動物サファリやキリマンジャロ登山、マサイ村見学などで最近話題のタンザニア。
できればお得で安全にタンザニアの現地通貨シリングを手に入れたいですよね。
今日はタンザニアのATMで日本のクレジットカードを使って日本円をタンザニアシリングへ両替する(現地通貨で引き出す)方法をご紹介します。
タンザニアのATMで使える日本のカードの種類は?
タンザニアのATMではVISA、MASTER、JCBブランドのカードが利用できます。
日本で発行されたカードは下記のタイプのものが使えます。
タンザニアのATMはどこにある?

ジュリウス・ニェレレ国際空港のATMコーナー
タンザニア・ダルエスサラームにあるジュリウス・ニェレレ国際空港では、到着出口からロビーに出てすぐ右手側にATMコーナーがあります。(上記の写真)
街中では、大きなスーパーマーケット、モール、ガソリンスタンドなどありとあらゆるところにATMはあります。
ただ、辺ぴな場所のATMではお金が補充されていなかったり、壊れたままメンテナンスされず放置されていたりすることもたまにあるので、できるだけ街中のATMを使うと安心ですね。
タンザニアにはどんな銀行がある?
タンザニアではNMB、CRDB、NBCなどの大手銀行のATMが数多く設置されているので見つけやすく利用しやすいですよ。
大都市の中心部にはBarclay、Standard CharteredやStanbic Bankなどの外資系銀行のATMも設置されています。
タンザニアのATMでタンザニアシリングに両替してみた
それではタンザニアのCRDB銀行のATMで実際に両替してみましょう。
CRDB銀行のATMはは緑と白のシンプルな看板が目印です。
- カードを挿入口に入れる
- 言語を選択
- 暗証番号を入力
- 引き出し額を設定する
- レシート発行有無を選択
- 取引内容の確認
- お金・カード・レシートを受け取る
緑色のライトが光っている挿入口にカードを入れ、軽く押しこみます。
途中で抵抗を感じたらそこでいったん止めます。
そこから自動的にゆっくりと吸い込まれていきます。
ぎゅっと押しすぎたり、逆に押す力が弱かったりすると、空回りして入っていかないことがあるので、そういう時は一度抜いて、初期画面に戻るまで待ってからもう一回落ち着いてトライしましょう。
「Welcome-Please select your choice of language(ようこそ―言語を選んでください)」と表示されたらKiswahili(スワヒリ語)かEnglish(英語)の中から選びます。
選択する際は画面横のボタンを押します。
今回は英語を選びました。
「Please enter your PIN.(暗証番号を入力しEnterを押してください)」と表示されたら暗証番号を入力します。
手元のテンキーから入力します。
間違えたらCLEARで一文字ずつ消せます。
CANCELを押すとカードが出てきて初期画面に戻ります。
「Please select the required servise(希望のサービスを選んでください)」と表示されたら引き出し希望額を選びます。
1回の最大限度額は40万シリング(約20,000円)です。
Next Screen (次画面)を選択すると、5,000シリング単位でお好みの金額指定もできます。
ATMによっては金額を指定する際に一緒に取引方法を選択する場合もあります。
Current(普通預金)
Saving(貯蓄口座)
Credit(クレジット)
などの選択肢があります。
その際はCreditを選択しましょう。
「DO you require a receipt with this transaction?(今回の取引にレシートは必要ですか?)」と聞かれます。
Yes(はい)を選択しましょう。
あるいは、レシートは今回出ませんがいいですか?と聞かれることもあります。
そういうときは仕方がないのでContinue (続ける)を選択します。
取引内容の確認画面が表示されます。
指定した金額プラス手数料8,000シリング(約400円)がかかります、というメッセージが表示されます。
ちなみに私の使っているカードでは、このように表示されたとしても実際に請求されたことはありません。
ここで表示される手数料は銀行によってさまざまです。
Yes(はい)を選択しましょう。
次のステップに移るまで30秒から1分ほど広告が表示されたまま、不安になるほど長い時間待たされることもあります。
あせらず画面が切り替わるまで気長に待ちましょう。
お金→カード→レシートがでてきて受け取ったら取引完了です!
日本円からタンザニアシリングへ両替する方法
日本円からタンザニアシリングへ両替するには、まず日本の銀行や国際空港の両替所で日本円をUSドルに両替する必要があります。
それからUSドルを現地両替所でタンザニアシリングに両替します。
タンザニアではUSドルが好まれ、両替所でのレートも良いので、カードでの両替の次に便利な方法です。
ただ、両替所を2回通すことになるのでその分手数料がかかってしまいます。
というわけでやっぱり一番簡単で両替手数料も気にならない日本のカードを使って現地ATMで現地通貨を引き出す方法はおすすめです。
タンザニアシリングの種類
タンザニアで現在流通している通貨タンザニアシリングは紙幣と硬貨合わせて8種類あります。
紙幣は
10,000シリング(ピンク色)
5,000シリング(紫色)
2,000シリング(オレンジ色)
1,000シリング(青色)
の4種類になります。
※すこし前まで緑色の500シリング紙幣も流通していましたが、あまりに使用頻度が高すぎてすぐボロボロになるので今は500シリング硬貨が流通しています。
硬貨は
500シリング
200シリング
100シリング
50シリング
の4種類です。
タンザニアの現金流通事情
タンザニアシリングの最高額紙幣10,000シリング札は日常のこまごました買い物をするときにはおつりがない、と言われることもあります。
それでATMでお金を引き出すと、たまに全部5,000シリング札で出てくることもあります。
ただし、400万シリング(約20,000円分)をすべて5,000シリング札で出てきてしまうと、80枚もの札束になるので普通のお財布には入り切りません。
日本のATMのように封筒が用意されていたり、とかそんな気の利いた話はありませんので、下ろしたお金をどこに入れて持ち出すかも一応考えておくといいですよ。
現金を手に握りしめて歩いているとスリに狙われるので気をつけてくださいね。
タンザニアシリングと日本円のレート
レートは、ここ数年日本円対タンザニアシリングは常に1対20程度で安定しているので、タンザニアシリングを2で割って、ゼロを1つ取ると日本円になります。
計算例:30,000シリングなら2で割って15,000、そしてゼロを1つ減らして=1,500円。
まとめ
タンザニアは自然豊かなイメージが強いですが、実は街中のいたるところにATMがあって日本のクレジットカードで現金が下ろせたりと近代的なサービスが充実しています。
タンザニアへお越しの際はぜひATMを上手に利用して快適な旅を楽しんでくださいね。