こんにちは!東ティモールに滞在中の旅人です。
アジアで一番新しい国、東ティモールには独自の通貨がなくアメリカドル(米ドル)が使われているんです。
米ドルなら日本でも手軽に両替できるし、心配いらない!と思われるかもしれませんが。。。
多額の現金は持ち歩きたくなくて少なめに用意したら、現地で足りなくなっちゃった…なんてことも。
実は、現地のATMを使うと、お手持ちのクレジットカードやキャッシュカードで、驚くほど簡単に現地通貨を引き出せるんですよ。
この記事では、東ティモールの首都ディリにあるATMを利用して、アメリカドルを引き出す方法をご紹介します。
東ティモールのATMで使えるカードの種類は?
東ティモールのATMでは、次のような日本のカードを利用することができます。
東ティモールのATMはどこにある?
東ティモールでも、最近はATMが増えてきて、様々な場所で目にするようになりました。
基本的に首都のディリ市内にあります。
地方の都市にもATMは幾つかありますが、故障や不具合も多いのであまりオススメできません。
首都以外の場所を訪問される予定の場合には、首都のディリでお金を出金してからでかけるようにしたほうが無難かもしれません。
ディリ市内のどこにある?
ディリ市内にはATMがたくさんあります。
例えば、空港にも、ロビーに3つの銀行ATMが設置されています。
空港から車で5分ほどのところにTimor Plaza(ティモールプラザ)という国で唯一のショッピングセンターがあり、そこにも銀行の支店とATMがあります。
その他にも、スーパーやリゾートホテルの近くなど、市内の様々な箇所でATMを見つけることができます。
東ティモールにあるATMの種類
東ティモールでは主に下記の銀行ATMを目にすることができます。
- BNU銀行ATM
- BRI銀行ATM
- MANDIRI銀行ATM
- LOOS24のATM
- BNCTL銀行ATM
ほとんどが地元の銀行系のATMで、基本的にVISAマークかPLUSマークがあるので、日本のカードを使って出金が可能です。
特にオススメなのは、BNU銀行です。
ポルトガル系の銀行でいろいろな場所にこの銀行のATMが設置されていますし、現地ATM手数料もかからず便利です。
他のATMですと、日本から持ってきたカードがうまく利用できないことなどがよくあります。
以前は、ANZ銀行(オーストラリア・ニュージーランド銀行)のATMもありましたが、現在、ANZ銀行のATMは撤去されてしまっています。
東ティモールのATMで日本のカードを使ってお金を引き出してみた
では実際に日本から持ってきたクレジットカードでお金を引き出してみましょう。
(今回は、海外キャッシングを利用します。)
今回はBNU銀行のATMを使って出金をしました。
- カードを入れる
- 表示言語を選ぶ
- 暗証番号を入力
- 取引内容を選ぶ
- 引き出す金額を選択
- お金を受け取る
- レシートとカードを受け取る
まずカードを挿入します。
東ティモールでは、機械自体の性能があまりよくないATMもあるので、ゆっくりまっすぐカードを入れてください。
そうしないと、カードが読み込まれなかったり、カード自体が戻ってこなかったりすることもあるので注意してくださいね。
画面の表示言語を選ぶことができます。
左上から順に、「Portuguese(ポルトガル語)」、「English(英語)」、「Tetun(テトゥン語)が表示されますので、選びたい言語の横にあるボタンを押します。
今回は、「English(英語)」を選びました。
「Enter your personal number(あなたの番号を入力してください)」と表示されたら、手元のテンキーで暗証番号(PIN)を入力します。
入力を間違えたら、「Clear」ボタンを押してやり直します。
暗証番号を入力出来たら、手元のテンキーにある緑色の「Confirm(確認)」ボタンを押します。
「Withdrawal(引き出し)」と「Balance Inquiry(残高照会)」という表示がでてきます。
ATMによってはそれ以外の取引内容項目がでてくることもあります。
今回はお金の引き出しなので、「Withdrawal(引き出し)」の左横にあるボタンを押します。
5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドル、200ドルを選択する画面がでてきます。
表示されている金額の中から選んで引き出すときは、その金額の横にあるボタンを押します。
金額を手入力したい場合は「Other Amount(他の金額)」を選択し、その右横のボタンを押します。
3桁までの金額を入力できる画面が表示されます。
海外キャッシュカードを使った出金の場合、口座にある残金の額によって出金できる金額に制限が課されるようです。
口座に十分な残高があるかを事前に確認しておきましょう。
もし入力した金額でエラーが表示されてしまったら、もう一度初めに戻ってやり直しです。
その時は入力する金額を少なめにして、目標の引き出し額まで、何度か出金を繰り返すしかないときもあります。
現金が出てきたら受け取ります。
続けて次の手続きをするかどうかを選択する画面が出てくる時もあり、その場合は「No」を選択します。
レシートとカードが戻ってくるので、忘れずにとるようにしましょう。
これで取引は終了です。
東ティモールのATMを使うときの注意点
日本から持ってきたカードでエラーが出てしまうとき
基本的に、東ティモールのATMの画面表示上では、VISA系のカードまたPLUSマークのカードが使えることになっています。
自分のカードにVISAマークもPLUSマークもあるのに、ATMに入れても、エラーがでてきてしまって日本のカードが使えないなんてこともあります。
セキュリティ設定の関係なのでしょうか…。
対策として、国際キャッシュカードを含め、カードを何枚か用意してくると安心かもしれません。
BNU銀行のATMなら、比較的スムーズにできることが多いようです。
暗証番号を間違えたら
日本でATMを使うときもそうですが、暗証番号を続けて何回か間違えてしまうと、それ以降はセキュリティー上の関係で、カードが使えなくなってしまいます。
日本にいるときであれば、対応の仕方もいろいろありますが、東ティモールで手持ちのカードが急に使えなくなってしまうというのはやっかいです。
ですので、暗証番号はくれぐれも間違えたり、入力ミスをしないように気を付けましょう。
万が一のため、カードを複数枚用意しておくのもよいかもしれません。
カードが出てこなくなってしまったら・・・
東ティモールのATMには古い機器や性能のあまりよくない機器もあります。
急がず、ゆっくりまっすぐにカードを入れるようにしてください。
それでもカードが戻ってこなくなってしまうなんていうことも時々あります。
ATMに連絡先の番号などが書いてあればいいのですが、そうでないことの方が多いので、その場合は直接そのATMの銀行の支店に行きましょう。
数時間後であれば、ATMに詰まっているカードは銀行の方で回収されて、支店にまで持ってきてあります。
支店の位置は、Google Mapで検索するとすぐにでてきます。
タクシーの運転手さんなら誰でも知っているので、「○○銀行に行ってほしい」といえば、すぐに連れて行ってくれます。
支店に着いたら、カードが詰まってしまって出てこなくなったこと、どこのATMかなどを窓口のスタッフに伝えると対応してくれます。
パスポートなど身分証明になるものを必ず持っていってくださいね。
名前やカードの詳細などを確認できると、カードを返してくれます。
ちなみにだいたいの銀行では、英語を話すスタッフがいるので、片言でも説明できれば、親切に対応してくれると思います。
東ティモールの現金流通事情
東ティモールでは、100ドル札や50ドル札など大きな額の紙幣はあまり流通しておらず、20ドル札、10ドル札、5ドル札がメインです。
ATMから出金する時も、その3種類が自動的に混合されて出金されてきます。
日本で両替すると、どうしても100ドル札や50ドル札が多くなってしまいますが、そういった大きな額の紙幣が使えない小さいお店もたくさんあります。
現地ATMを使えば、小さい額の紙幣で出金ができるので、たいへん便利ですよ。
まとめ
東ティモールでのATMの使い方はとてもシンプルで簡単です。
たいていのATMは大通りや人目に付く場所にありますので、昼間の明るいうちに使えばひったくりにあったりすることも滅多にありません。
大きな額をホテルに置いておくのも不安な時がありますし、こまめに現地のATMで出金すれば、安全ですよ。
注意点もありますが、上手にATMを使って安全で快適な旅を楽しんでくださいね。