【最新レート比較】フィリピンペソ両替がお得になるおすすめの方法は?現地で安全に両替するコツも紹介します

フィリピン旅行が近づくと気になるのが、フィリピンの天気と両替レート。

そこで、フィリピンペソの両替レートや手数料がお得なのはどこか、最新の情報を見やすくまとめてみることにしました。

記事では旅行日数ごとの両替額の目安も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

はじめに:フィリピンペソへの両替方法、おすすめは?

フィリピンペソへの両替方法は、初心者向け~上級者向けまでたくさんの種類がありすぎて、全部を調べていると頭が痛くなってきてしまうほど。

できればお得に両替したいけど、日本語が通じなかったり面倒なのはちょっと不安かな…

そんなあなたのために、簡単・安心で、しかもお得に両替できる方法を探してみました。

空港で両替すると高いから銀行で両替しておく?

フィリピンペソは空港で両替するとレートが悪いから出発前に銀行で両替しておくといいよって言われたんだけど本当?

いいえ、実はフィリピンペソに両替する場合、(地方空港を除いて)空港の両替店も街中の銀行も、両替レートはほぼ同じなんです。

だいぶ以前には空港の両替店は割高な手数料を取っていた時代もあったようですが、今は(一部を除いて)そんなことはなくなっていますよ。

また、フィリピンペソを取り扱っている銀行・店舗は少なく、市内の銀行は営業時間も短いので、フィリピンペソを扱っている銀行(店舗)をわざわざ探して両替するメリットはあまりないですね。

もし、出発までまだ時間があるなら宅配両替(外貨宅配)もおすすめです。送料がかかりますが、レートは意外と悪くないですよ。

フィリピン現地の空港で両替すると、どのくらいお得?

フィリピンペソの場合、現地で両替する方が日本より10%ほどお得になることが多いです(日によって幾らかの変動はあります)。

現地での両替は金額の確認など日本での両替よりも注意が必要ですが、その場でお札の枚数をチェックするなど注意さえすれば10%お得になるのですから、試してみる価値はありそうですね。

また、フィリピンで両替する大きなメリットの一つが、小額紙幣を混ぜて両替してくれること。

アンケートでもこんなコメントをいただきました。

現地のタクシーには小銭を持ち合わせていない運転手さんが多いので、大きいお札しか持っていないと結構不便です。

日本の銀行や両替所などで両替すると、「100ペソ札は枚数に制限があります」と言われることが多いですからね…

タクシー以外にも小さなお店などでは高額紙幣を受け取ってもらえないこともあったりするので、小額紙幣を入れて両替してくれるのはかなりポイント高いですよ。

深夜便・早朝便でも両替できる?

マニラ空港の両替店の中には24時間営業のものもあるので深夜早朝便でも大丈夫です。空港内なので深夜早朝でも治安の心配なくちゃんと両替できますよ。

フィリピンでは街中で気軽に両替できる?

フィリピンでは、セブ島やマラテなど外国人旅行者の多い地域では民間の両替ショップも数多く見かけますし、アヤラモールやSMモールなどの有名ショッピングモールの中にも複数の両替ショップが出店していることがあります。

ただ、民間の両替ショップでは金額のごまかしや、両替直後を狙ったひったくりなど良くない噂も聞きますので、両替するお店は慎重に選びましょう。

また、フィリピンの銀行での両替は待ち時間がかなり長いので、旅行中の両替には全くオススメしません。

フィリピンで両替する場合は、空港やショッピングモール内など治安のいい場所で両替すること、受け取った金額はその場できちんと確認することなどを注意しておきたいですね。

フィリピン旅行中に追加の両替が必要になった時には、ショッピングモールなどに設置のATMを使うと安全で便利ですよ。

フィリピン旅行に両替はいくら必要?

「フィリピンペソの両替は最初にまとめてがおすすめ」って言われても、どのくらい両替したらいいのか分からないよ。

確かに、旅行中に現金がいくらぐらい必要か、特に初めてのフィリピン旅行ではなかなか予算を立てづらいですよね。

フィリピンペソ両替予算は1日5000~1万円

少し前にタビレッテでは、フィリピン旅行経験者50名を対象にアンケート実施しました。

その中で「フィリピン旅行に行く時にはいくら両替しますか」という質問をしてみたところ、1日あたり5000円~10000円の予算で両替しているという方が半数以上という結果に。

もちろん、旅のスタイルによって必要な金額は様々ですが、「1日あたり1万円前後」を目安に両替しておくのがよさそうですね。

フィリピンでクレジットカードはどのくらい使える?

フィリピンのクレカ事情について検索してみると、「意外とクレカが使える」から「クレカはあまり使えない」まで真逆の意見がほぼ同じほどあったりするので、いったいどちらなんだと思われる方も多いはず。

一つの目安として、もしフィリピン旅行中に買い物や食事をするのが個人店や露天中心なら「クレカはあまり使えない」と思っておいた方がいいですね。

ツアーなどで、有名観光地を中心に巡る旅だったり、デパートなど商業施設をよく利用するプランの場合は、「意外とクレカが使える」と思われるはず。

フィリピンでは、国際ブランドのVisa, Mastercardが広く使えますが、JCBは日本人の多いエリア以外では使えるお店がかなり少ないので注意しましょう。

現金を両替するのは最小限にして、旅行中はできるだけクレジットカード払いにすると、帰りにフィリピンペソ現金の余りが出るのを避けられますね。

余ったフィリピンペソを日本円に戻す(再両替する)には?

旅の最終日にフィリピンペソがたくさん余ってしまったら、日本に戻る前にフィリピンの空港で再両替(フィリピンペソを日本円に戻す)に挑戦してみるのがおすすめです。

フィリピンの再両替レートは日本に比べてかなり有利ですから、かなりのフィリピンペソ現金が手元に残っているならフィリピンで日本円に戻してしまう方がお得になりますね。

フィリピンの空港での再両替には、円→ペソ両替時のレシートがないとダメとか、両替所に円の在庫がないとできないなどと言われていますが、いくつかの両替所をダメ元で回ってみると、意外とすんなり日本円に戻せるかもしれませんよ。

フィリピンペソを日本円に戻す(再両替)レート比較

両替場所₱ 5000₱ 10000₱ 30000
ドルユーロ(宅配両替)59,955円
三菱UFJ(日本の銀行で再両替)8,800円17,599円52,798円
BPI(現地空港で再両替)10,373円20,747円62,241円
GPA (成田空港直営)(日本の空港で再両替)9,151円18,302円54,905円
SMBC信託(三井住友)(日本の空港/銀行で再両替)9,099円18,198円54,595円
タビレッテ調べ 2020/04/16更新

フィリピンペソに偽札はある?

海外旅行で心配なのが、偽札をつかまされること。特に、現地のお金を見慣れていない外国人旅行者が、偽札を見破るのは難しいですね。

そもそもフィリピンではお釣りで受け取る紙幣は最高でも500.0ペソ
(約1,065円)と、お釣りに偽札が混ざっていたとしても被害額はそれほど高くはなりません。

ただ、妙に良いレートに誘われて怪しい両替ショップで両替をした結果、せっかくの両替したペソのほとんどが偽札…という悲劇だけは避けたいものです。

偽札を必要以上に心配する必要はないものの、両替は信頼できるお店でするようにしたいですね。

日本で両替する時のレート比較【銀行・空港・宅配】

ここからは、それぞれの両替方法や両替場所によるレートの違いを詳しく見ていくことにしましょう。

日本の銀行での外貨両替レートは?

三菱UFJ銀行 新宿中央支店 外貨両替コーナー

まずはメガバンクの外貨両替コーナーの両替レートを調べてみました。

両替場所1万円5万円10万円
三菱UFJ₱​4,032₱​20,160₱​40,320
ワールドカレンシーショップ (MUFG系)₱​4,032₱​20,160₱​40,320
SMBC信託(三井住友)₱​4,132₱​20,660₱​41,320
タビレッテ調べ 2020/04/16更新
日本の銀行で両替する場合、在庫している紙幣額面以下の端数は日本円でお釣りとして返却されます。

メガバンクの両替レートはどこで両替しても10000円あたり100.0ペソ
(約213円)程度の違いなので、それほど大きな差はないですね。

また、外貨両替ができる支店・出張所は限られているので、事前に各銀行のサイトで取り扱いの有無を確認してから出掛けるようにすることをおすすめします。

ゆうちょ銀行ではフィリピンペソを取り扱っていないので注意してくださいね。

チケットショップ(金券ショップ)のフィリピンペソレートはお得?

金券ショップでも外貨に両替できます

最近、駅前にあるチケットショップ(金券ショップ)などでも「外貨両替」の看板を良くみるようになってきました。

ということで、薄利多売に強いチケットショップならフィリピンペソのレートもお得かも?とチケットショップのレートを調べてみました。

チケットショップ(金券ショップ)の両替レート比較

両替場所1万円5万円10万円
Jマーケット₱​3,861₱​19,305₱​38,610
三菱UFJ(参考)₱​4,032₱​20,160₱​40,320
[大阪]アイギフト/チケットコング₱​4,167₱​20,835₱​41,670
タビレッテ調べ 2020/04/16更新
三菱UFJ銀行は比較のための店頭レートです。日本の金券ショップで両替する場合、在庫している紙幣額面以下の端数は日本円でお釣りとして返却されます。

参考までに三菱UFJ銀行の両替レートと比較してみましたが、チケットショップのレートはショップによってかなりマチマチなので、チケットショップでの両替はよく調べてからすることをおすすめします。

金券ショップではフィリピンペソなどマイナー通貨の在庫が限られていることが多いので、必ず事前に在庫を確認してから両替に行ってくださいね。

意外と両替レートが良い宅配両替

フィリピンペソを扱っている宅配両替(外貨宅配)は多くないのですが、旅行会社のJTB(JTB宅配両替は2020年9月に業務終了)と成田空港直営のGPA、他にも「ドルユーロ」という両替ショップが扱っていたので、そのレートを比較してみたいと思います。

「ドルユーロ」で実際に両替してみました。

宅配両替のレート比較

両替場所1万円5万円10万円
三菱UFJ(参考)₱​4,032₱​20,160₱​40,320
GPA (宅配)₱​20,410₱​40,985
ドルユーロ₱​22,708₱​45,739
タビレッテ調べ 2020/04/16更新
三菱UFJ銀行は比較のための店頭レートです。上の表はレート比較のために送料や振込手数料などを加味した計算上の換算額を示したものです。実際の宅配両替では、フィリピンペソの額面を指定して注文します。

上の表には振込手数料や送料を考慮した実質レートを記載していますが、5万円以上の両替なら銀行よりかなりレートが良いですね。

日本の空港でフィリピンペソに換金するとレートは?

福岡空港 国際線ターミナルの両替店舗(福岡銀行)

日本の空港両替所で両替する場合、在庫している紙幣額面以下の端数は日本円でお釣りとして返却されます。

成田空港

両替場所1万円5万円10万円
三菱UFJ(第1 第2)₱​4,032₱​20,160₱​40,320
GPA (成田空港直営)(第1 第2 第3)₱​4,115₱​20,575₱​41,150
SMBC信託(三井住友)(第1 第2)₱​4,132₱​20,660₱​41,320
タビレッテ調べ 2020/04/16更新

羽田空港

両替場所1万円5万円10万円
SMBC信託(三井住友)₱​4,132₱​20,660₱​41,320
タビレッテ調べ 2020/04/16更新

関西国際空港

両替場所1万円5万円10万円
三菱UFJ₱​4,032₱​20,160₱​40,320
SMBC信託(三井住友)₱​4,132₱​20,660₱​41,320
関空直営₱​4,149₱​20,747₱​41,494
タビレッテ調べ 2020/04/16更新

中部国際空港(セントレア)

両替場所1万円5万円10万円
セントレア直営₱​3,861₱​19,305₱​38,610
三菱UFJ₱​4,032₱​20,160₱​40,320
タビレッテ調べ 2020/04/16更新

日本でのフィリピンペソ両替レートまとめ(2020年4月16日更新)

両替場所1万円5万円10万円
ドルユーロ₱​22,708₱​45,739
セントレア直営₱​3,861₱​19,305₱​38,610
三菱UFJ₱​4,032₱​20,160₱​40,320
GPA (成田空港直営)₱​4,115₱​20,575₱​41,150
SMBC信託(三井住友)₱​4,132₱​20,660₱​41,320
関空直営₱​4,149₱​20,747₱​41,494
タビレッテ調べ 2020/04/16更新

フィリピン現地で両替する場合のレート比較【空港・市内・ATM】

続いては、フィリピンに到着してからの両替場所とレートを比較していきます。

マニラ空港(NAIA)・セブ(マクタン)空港で両替

マニラ空港(NAIA)T3にあるPNB両替所。ATMも併設されている。

マニラ空港・セブ空港などのフィリピン主要空港には、銀行や民間の両替所が多数設置されています。

空港に設置されている銀行系両替所のレートを比較してみました。

両替場所1万円5万円10万円
三菱UFJ(参考)₱​4,032₱​20,160₱​40,320
MetroBank₱​4,520₱​22,600₱​45,200
LandBank₱​4,610₱​23,050₱​46,100
タビレッテ調べ 2020/04/16更新

マニラ空港・セブ空港に設置されている両替店の一覧

マニラ空港(NAIA)

フィリピンの主要2空港に設置されている主な銀行をまとめました。この他にも各空港・ターミナルに非銀行系の両替ショップが多数設置されています。

ちなみに、公式サイトに掲載されている営業時間が必ずしも守られているとは限らないのがフィリピンのおおらかなところ。

両替レートも日によってかなりばらつきがあったり、店員さんに聞くレートとディスプレイのレートが違うなんてこともあったりします。

現地で両替する際は何軒か回って、実際にレートを確認するのがいいですね。

以下の表では、T1~T4=第1~第4ターミナルと表記しています。
マニラ空港(NAIA) T1
到着フロア 9:00 – 24:00 BDO
10:00 – 24:00 Bank of Commerce
10:00 – 24:00 BPI
8:30 – 25:00 Land Bank
8:30 – 23:30 Security Bank
10:00 – 12:00 PNB
出発フロア 5:00 – 20:00 Allied Bank
6:00 – 23:00 Philtrust Bank
マニラ空港(NAIA) T2
到着フロア 4:00 – 24:00 PNB
出発フロア 6:00 – 19:00 Philtrust Bank
8:00 – 16:00 PNB
マニラ空港(NAIA) T3
到着フロア 10:00 – 03:00 Commerce
10:00 – 24:00 Security Bank
Land Bank
8:00 – 24:00 BDO
24時間 PNB
Philtrust
6:30 – 22:30 Metrobank
8:00 – 19:00 Vanessa
出発フロア 7:00 – 19:00 HGIII
2:00 – 18:00 Jacinto
マニラ空港(NAIA) T4
到着フロア 24時間 Carren’s
チェックインフロア 2:00AM — 6:00PM Jacinto
セブ・マクタン空港
国際線 到着ロビー 8:00~22:30 Curex
国内線 到着ロビー Curex

長期滞在者向き:市内の銀行で両替

両替場所5万円10万円50万円
MetroBank₱​22,600₱​45,200₱​226,000
BPI₱​22,750₱​45,500₱​227,500
DPB₱​22,950₱​45,900₱​229,500
LandBank₱​23,050₱​46,100₱​230,500
RCBC₱​23,150₱​46,300₱​231,500
タビレッテ調べ 2020/04/16更新
フィリピンの銀行での両替には有効な身分証明書などの提示が必要な場合があります。また、申込書の記入が必要だったり待ち時間が長かったり、時間のロスが多いので短期旅行者にはおすすめできません。

フィリピンでは銀行によって両替レートが若干異なりますが、レートが良い銀行と悪い銀行の差は最大でおおむね1万円あたり100.0~150.0ペソ
(約213~320円)程度の差になることが多いようです。

フィリピンに住んでいる方でまとまった額の両替が必要になった時は、レートの有利な銀行を狙って両替に行ってみるのもいいですね。

フィリピンでクレジットカードを使った場合のレート比較

フィリピンでクレジットカードを使って買い物や食事などの支払いをした場合、カード会社ごとに異なる為替レートで計算されます。

同じカード会社でも国際ブランド(カード券面にあるVisa・Master・JCBなど)が異なるとレートが若干異なります。

代表的なクレジットカードをショッピングに利用した場合のレートを調べてみました。

クレジットカードの換算レート比較

両替場所1万円5万円10万円
dカード₱​4,599₱​22,995₱​45,990
イオンカードセレクト₱​4,643₱​23,215₱​46,430
三井住友VISAカード₱​20,830₱​104,150₱​208,300
エポスカード₱​20,947₱​104,735₱​209,470
楽天カード ₱​20,947₱​104,735₱​209,470
タビレッテ調べ 2020/04/16更新
上の表はレート比較のためにカード会社事務手数料を差し引いた計算上の換算額を示したものです。

フィリピンのATMで海外キャッシングする場合のレート比較

セブ空港(マクタン空港)のATMコーナー

フィリピンには日本と同じように空港や駅、また市内のあちこちにATMが設置されています。

現地のATMで、自分の手持ちのカードを使って現金を引き出すと、引き出したフィリピンペソに相当する額の日本円が換算されて自分のカード口座から引き落とされる(もしくは後日請求される)という仕組みになっています。

ATMでは多額の両替ができません

フィリピンのほとんどのATMでは、一回あたりの引き出し(換金)限度額が10,000.0ペソ
(約21,300円)
まで、一日あたりの引き出し限度額は50,000.0ペソ
(約106,500円)に制限されています。

生活費や買い付け資金などある程度まとまった額のフィリピンペソが必要になる場合は注意してください。

フィリピンでは田舎のATMや早朝のATMはお金が入っていなくて引き出せない、ということが珍しくないので、手持ちの現金には余裕を持っておくと安心です。

海外プリペイドカード

旅行会社やクレジットカード会社が発行している「海外専用プリペイドカード」には海外キャッシング機能が付いているものが多く、出発前にチャージしておいた金額を現地のATMでフィリピンペソにして引き出すことができます。

入金手数料や年会費、ATM手数料などがかかるのでレートは現金両替より少し割高なことが多いですが、銀行口座と繋がっていないので防犯対策として海外プリペイドカードを作る方も多いようです。

海外プリペイドカードで現地ATMキャッシングした場合の両替レート比較

両替場所1万円2万円3万円
NEOMONEY (ATM)
キャッシュパスポート (ATM)₱​4,427₱​8,944
タビレッテ調べ 2020/04/16更新
フィリピンではATM利用時に手数料250.0ペソ
(約533円)が差し引かれて両替されます。上の表はレート比較のためにATM手数料やカード会社事務手数料を差し引いた計算上の換算額を示したものです。フィリピンのATMでは実際には引き出し額を1000フィリピンペソ単位で指定します。

Visa/Master/JCBデビット(国際キャッシュカード)

最近では多くの銀行が発行しているVisa/Master/JCBの国際ブランド付きデビットカード。

ほとんどのデビットカードには「国際キャッシュカード機能」が付いているので、フィリピンの現地ATMでフィリピンペソを引き出すと、その額が自動的に日本円に換算されて銀行口座から引き落とされるというシステムになっています。

Visa/Master/JCBデビットカードで現地ATMキャッシングした場合の両替レート比較

両替場所1万円2万円3万円
三菱UFJデビット (ATM)
楽天デビット (ATM)
三菱UFJデビット (ATM)₱​4,457₱​8,964
楽天デビット (ATM)₱​4,580₱​9,160
ミライノ デビット (ATM)₱​4,583₱​9,166
タビレッテ調べ 2020/04/16更新
フィリピンのほとんどのATMではATM利用時に手数料250.0ペソ
(約533円)が差し引かれて両替されます。上の表はレート比較のためにATM手数料やカード会社(カード発行銀行)事務手数料を差し引いた計算上の換算額を示したものです。フィリピンのATMでは実際には引き出し額を1000フィリピンペソ単位で指定します。

クレジットカード

「キャッシング枠」を設定しているクレジットカードでは、海外キャッシング機能を使って現地ATMでフィリピンペソを引き出すことができます。

クレジットカードの海外キャッシングを利用すると、ATMの利用日から返済日(一般には翌月引き落とし日)までの日数に応じた利息がかかります。

ただし、ATM利用から引き落としまで45日間の日数が空いたとしても利率は2.2%(年利18%の場合)ととても低いので、上手に使えばかなり両替手数料を節約できます。

実際わたしも、ほとんどの海外出張・旅行で海外キャッシングを使って両替していますよ。

クレジットカードで現地ATMキャッシングした場合の両替レート比較

両替場所1万円2万円3万円
エポスカード (ATM)
楽天カード (ATM)
セディナカード (ATM)₱​4,605₱​9,210
タビレッテ調べ 2020/04/16更新
フィリピンではATM利用時に手数料250.0ペソ
(約533円)が差し引かれて両替されます。上の表はレート比較のためにATM手数料やカード会社(カード発行銀行)事務手数料を差し引いた計算上の換算額を示したものです。フィリピンのATMでは実際には引き出し額を1000フィリピンペソ単位で指定します。ATM利用日から40日後に銀行引き落としの場合の日数で手数料(利息)を計算しています。

フィリピンペソの両替レート比較まとめ(2020年4月16日更新)

ここまでで出てきた日本・フィリピンそれぞれの両替方法の中から代表的なものを一挙に並べて、両替レートのお得度ランキングを付けるとこうなります。

順位両替場所1万円5万円10万円
6位三菱UFJデビット (ATM)​
5位三菱UFJ(日本の銀行で両替)₱​4,032₱​20,160₱​40,320
4位GPA (成田空港直営)(日本の空港で両替)₱​4,115₱​20,575₱​41,150
3位SMBC信託(三井住友)(日本の銀行で両替)₱​4,132₱​20,660₱​41,320
2位BPI(現地の空港で両替)₱​4,550₱​22,750₱​45,500
1位セディナカード (ATM)​₱​4,605
タビレッテ調べ 2020/04/16更新

フィリピン旅行をお得に楽しむには、ちょっと勇気を出して現地の空港両替所で小額を両替して、現地ではなるべくカードで支払いをするのがコツですね。

これからもよく海外に行くので両替レートにこだわりたい、という方ならクレジットカードの海外キャッシングがおすすめですよ。

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フィリピンの通貨「フィリピンペソ」

フィリピンペソの紙幣と硬貨

フィリピンで発行・流通されている通貨は「フィリピンペソ(もしくは単にペソ)」と呼ばれています。

現地での発音は「ピソ」に近いですね。

フィリピンペソの紙幣と硬貨(コイン)

フィリピンペソでは、一般的に1000ペソ、500ペソ、200ペソ、100ペソ、50ペソ、20ペソの6種類の紙幣と、10ペソ、5ペソ、1ペソの3種類の硬貨が使われています。

1ペソ以下のセンタボ(センターボ)硬貨もありますが、少なくとも観光客が行くような場所ではほぼ見ることはないようです。

ローカルの食堂やタクシーなどでは細かいお釣りの用意がなくて1000ペソや500ペソのお札が使えない、ということがよくあるので、手元に常に小銭があるようにしておくといいですね。

フィリピンペソのレート推移

ここ最近のフィリピンペソの外貨両替レートは、1フィリピンペソあたり2.1円前後で推移しています。

フィリピンペソのレート推移(2019年~2020年) 出典:xe.com

フィリピンで買い物をする時には、100フィリピンペソ=200円で計算すると簡単に日本円換算額が分かりますよ。

フィリピンペソの今日のレートを知るには?

フィリピンペソの今日のレートを知るには、フィリピン中央銀行が公表する為替レートを参照するのが確実です。

BANGKO SENTRAL NG PILIPINAS

上のサイトで「JAPAN」の「PHIL.PESO EQUIVALENT」の欄を見ると日本円⇒フィリピンペソへの両替レートが分かります。

フィリピン留学や買い付け等の場合は注意!通貨の持ち出し・持ち込み制限

マニラ空港(NAIA)で入国カード記入

短期のフィリピン旅行などではほとんど気にする必要はありませんが、日本円・フィリピンペソ含めて通貨を大量に海外に持ち出したり持ち込んだりすることには規制があります。

例えば日本の場合、通貨の種類を問わず100万円(または100万円相当の外貨)以上を持ち出したり持ち込んだりする場合には申告(許可)が必要です。

フィリピンでは、以上のペソ通貨や、1万米ドル(約110万円)以上相当の外貨を持ち込んだり持ち出したりする場合には許可が必要で、フィリピンペソ通貨は50,000.0ペソ
(約106,500円)以上の持ち込み・持ち出しに申告が必要
です。

商品の買い付けなどで多額の現金をフィリピンに持っていく、という場合はこの制限にも注意しておきましょう。

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